チフスの概要
チフスは世界中で発生します。流行性チフスは貧困や衛生状態の悪い地域で流行しやすく、鼠(ネズミ)チフスは主に熱帯地域で見られます。
原因
チフスは2種のリケッチア菌が原因です。Rickettsia prowazekii が流行性チフスを、Rickettsia typhi が鼠チフス(地方性チフス)を引き起こします。
感染経路
これらの菌はノミ、シラミ、ダニなどの節足動物を介して人に伝わります。また、感染した動物やその糞便に触れることでも感染が広がります。
主な症状
チフスの症状はタイプにより異なりますが、共通して以下のような症状が現れます。
- 体幹部から始まり、徐々に全身に広がる発疹
- 関節痛
- 頭痛
診断方法
主に血液検査で診断します。チフスに感染すると、赤血球や血小板の数が減少することがあります。
治療
細菌性疾患であるため、抗生物質が有効です。ジスロマック(ドキシサイクリン)やテトラサイクリンが第一選択薬とされ、フルオロキノロン系薬も使用されることがあります。
