カンジダ感染の5段階と治療法
カンジダは体内に常在する酵母ですが、体内環境が乱れると過剰に増殖し、腸管や口腔、咽頭、性器などに定着します。最悪の場合、腸壁に穴を開けて血流に侵入し、全身に広がります。カンジダ感染は主に5つの段階に分けられ、段階が進むほど治療が困難になります。
第1段階
口腔、膣、鼻などの粘膜に酵母が増殖し、口腔カンジダ症(口内炎)や膣炎、鼻炎が現れます。呼吸器にも感染しやすく、鼻炎・副鼻腔炎・扁桃炎、さらには慢性の気管支炎や肺炎を引き起こすことがあります。症状が軽いうちに治療を開始すれば、感染拡大を防げます。
第2段階
筋肉や関節の痛み、倦怠感、爪の感染、乾癬や関節リウマチ様症状が出ます。多くの医師はこれらを別個の疾患として扱い、根本原因であるカンジダを見落としがちです。
第3段階
神経系に影響が及び、集中力低下や記憶障害、混乱が現れます。うつ状態や睡眠障害、恐怖感、パニック発作、痙攣、攻撃的な行動、てんかん様発作などの症状が伴うことがあります。治療が遅れると回復が難しくなります。
第4段階
臓器機能が次第に低下し、発熱や四肢の冷感がみられます。酵母が肺に増殖すると呼吸困難や声が出にくくなることがあります。免疫機能が著しく低下し、二次感染のリスクが高まります。
第5段階
カンジダが血流に入り全身に広がると敗血症を引き起こし、生命に危険が及びます。敗血症は点滴や抗菌・抗真菌薬での集中治療が必要です。
治療法
早期発見・早期治療が最も重要です。症状が軽いうちには抗真菌薬の内服や局所用軟膏で対処できます。進行した場合は入院して点滴による抗真菌薬投与や、必要に応じて免疫サポートを行います。
