分布

回虫症はアフリカ、中国、東南アジア、中米・南米など、温暖で湿度の高い地域で一般的です。英国や米国では比較的まれですが、報告はあります。

特徴

多くの場合、症状は現れません。症状が出ると、血痰を伴う咳や喘鳴、低熱、皮疹、嘔吐や下痢の便に虫が見られることがあります。鼻や口から虫が出てくることもあります。感染者は栄養不良の兆候を示すことがあります。

治療

通常は抗寄生虫薬が処方されます。幼虫が血流を通じて肺に移動し、好酸球性肺炎を起こすことがあり、その際は抗生物質が必要です。大量感染で腸閉塞が起きた場合は内視鏡検査、最終的には手術が行われることがあります。

重要性

治療の有無にかかわらず多くの患者は回虫を体内に保持し続けます。虫が増殖したり特定の臓器に侵入すると合併症を起こす恐れがあります。

考慮すべき点

回虫の卵は汚染された食物や飲料、土壌、または卵に触れた手を口に入ることで体内に取り込まれます。清潔な水や衛生設備が不足し、人口密度が高い環境で感染リスクが高まります。

注意事項

放置すると重篤な合併症やまれに死亡に至ることがあります。感染が疑われる場合は速やかに医師の診断・治療を受けましょう。