水痘(チキンポックス)の原因・症状・診断・治療・予防

水痘(チキンポックス)は、全身にかゆみを伴う発疹や水ぶくれができる一般的な感染症です。主に12歳未満の子どもに多く見られますが、予防接種を受けていないすべての人が罹患する可能性があります。健康な子どもでは重症化はまれですが、新生児・妊婦・成人・免疫力が低下している人は合併症を起こしやすく、注意が必要です。

原因

水痘は水痘帯状疱疹ウイルス(Varicella‑zoster)によって引き起こされます。このウイルスは非常に感染力が高く、感染者が咳やくしゃみで飛散させた飛沫、または水ぶくれの液体に直接触れることで広がります。食べ物や飲み物を共有することでも感染することがあります。

症状

初期症状として頭痛、発熱、喉の痛みが現れます。食欲不振、倦怠感、嘔吐を伴うこともあります。発疹は初期症状が出てから1〜2日後に出現し、赤い斑点が水ぶくれ、破裂、乾燥、かさぶたへと変化します。潜伏期間は感染後約14〜16日です。

診断

水痘は医師による診察で判定できます。健康な子どもの場合は電話で症状を確認し、診察を控えることもありますが、成人・思春期の若者・妊婦は必ず受診してください。妊娠初期に水痘に罹患すると胎児に先天性疾患を引き起こすリスクがあります。

治療

健康な子どもや成人は自宅での対症療法で十分です。安静にし、かゆみ止めや解熱剤を使用します。オートミール入浴やカラミンローションの塗布も有効です。免疫不全や基礎疾患がある場合は、医師の指示で抗ウイルス薬(アシクロビルなど)を服用します。

予防

水痘に一度かかると生涯免疫がつき、再感染はほとんど起こりませんが、ウイルスは体内に潜伏し帯状疱疹として再活性化します。予防接種(水痘ワクチン)により90%以上の子どもが発症を防げます。初回接種は生後12〜18か月、2回目は4〜6歳で行います。成人でも未接種の場合はいつでも接種可能です。

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