MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の治療法は?
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、抗生物質に対する耐性が高く、世界中の医療機関で問題となっています。治療薬が限られるため、適切なケアと治療が重要です。
局所皮膚感染症
- 患部は石鹸と水でしっかり洗浄し、抗菌クリーナーで清潔に保ちます。清潔になったら抗菌軟膏を塗布し、清潔なドレッシングで覆います。1回30分程度の温湿布を1日3〜4回行います。
膿瘍
- 膿瘍は必ず医師により切開・排膿してもらい、細菌が血流に入るのを防ぎます。
創傷管理
- 感染した創部や腫瘍は石鹸と水で洗浄し、使い捨てタオルで乾燥させます。タオルは感染拡大防止のために使い回さないでください。皮膚感染症には経口抗生物質が処方されることが多いです。
抗生物質
- MRSAはペニシリン系抗生物質に耐性があります。そのため、現在はグリコペプチド系の強力な抗生物質(例:バンコマイシン)が主に使用されます。
注意点
- 重症例ではバンコマイシンなどの静脈内抗生物質が必要です。治療中は感染の経過を注意深く観察し、処方された全ての薬剤は指示通り最後まで服用してください。症状が改善しても途中で中止すると、残存する耐性菌が再感染の原因となります。
