結核(TB)を理解する:症状・原因・リスク要因
結核とは?
結核(TB)は主に肺に感染する細菌性疾患です。感染が進むと、脳、腎臓、脊椎など他の臓器に広がることもあります。
結核の原因
結核は「Mycobacterium tuberculosis(結核菌)」という細菌が原因です。感染者が咳やくしゃみ、会話で飛散させた飛沫を吸い込むことで広がります。
結核のリスクが高い人
誰でも罹患する可能性がありますが、特に以下の人はリスクが高くなります。
- 結核患者と密接に接触した人
- 結核が蔓延している国や地域に居住・旅行した人
- 免疫が低下している人(HIV/AIDS、糖尿病、がんなど)
- 5歳未満の小児
結核の主な症状
感染部位により症状は異なりますが、肺結核の場合、次のような症状が典型的です。
- 2週間以上続く咳
- 発熱
- 悪寒
- 寝汗
- 体重減少
- 倦怠感・疲労
- 全身のだるさ
結核の診断方法
主にツベルクリン皮内テスト(PPDテスト)やインターフェロンγ放出測定(IGRA)などの血液検査で診断します。必要に応じて胸部X線検査や喀痰培養が行われます。
結核の治療
結核は複数の抗結核薬を組み合わせて治療します。治療期間は通常6〜9か月です。途中で薬を中断すると耐性菌が出る恐れがあります。
結核の予防
BCGワクチンは予防接種として利用されていますが、米国など一部の国では広くは使用されていません。予防の基本は感染者との接触を避けることです。もし結核に曝露された可能性がある場合は、速やかに医師に相談し検査を受けましょう。
結核がもたらす合併症
適切に治療しないと、以下のような深刻な合併症を引き起こすことがあります。
- 死亡
- 肺の永久的な機能障害
- 他臓器への転移(脳、腎臓、骨など)
- 身体的・社会的障害
