クローン病が子どもとティーンエイジャーの成長に与える影響

クローン病は、炎症が小腸の粘膜を傷つけるため、栄養吸収が妨げられます。その結果、成長期の子どもや十代の若者は必要な栄養素を十分に摂取できず、身長や体重の伸びが遅れることがあります。

成長に影響を与える主な要因

1. 栄養吸収不良(マラ吸収)

小腸の粘膜が炎症で損傷すると、炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの吸収が低下します。マラ吸収は体重減少や身長伸長不全の原因となります。

2. 関節炎による運動制限

クローン病は関節にも炎症を起こすことがあり、痛みやこわばりが生じます。これによりスポーツや日常的な運動が困難になり、筋肉や骨の発達が阻害されます。

3. 薬剤の副作用

ステロイドや免疫抑制剤などの治療薬は、成長ホルモンの分泌を抑制したり、骨密度を低下させることがあります。長期間の使用は特に注意が必要です。

対策とケア

成長への影響を最小限に抑えるためには、以下の点が重要です。

  • 定期的な栄養評価と、必要に応じた栄養補助食品の使用。
  • 腸炎が落ち着いたら、適度な運動やリハビリを取り入れる。
  • ステロイドの使用は最小限に抑え、代替薬の検討を医師と相談する。
  • 身長・体重・骨年齢などを定期的にモニタリングし、成長遅延が認められたら専門家と連携する。

お子さんがクローン病と診断された場合は、担当医と共に成長管理の計画を立て、必要なサポートを受けることが大切です。

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