乳児の過敏性腸症候群(IBS)について
過敏性腸症候群(IBS)は、膨満感、ガス、激しい腹痛、便通の乱れを引き起こす腸の機能障害です。便秘や慢性下痢を伴うこともあり、生命に危険はなく大腸を傷つけることはありません。
症状
- 膨満感や腹部の張り
- 便の形状や色の変化
- 腹部の痛み、特に排便時の激しい泣き声
- 持続的な下痢や便秘
- 便に粘液が混じること
専門家の見解
ノルウェーの医学誌『Gut』によると、平均体重未満で生まれた乳児はIBSになるリスクが高いと報告されています。また、低出生体重の一卵性双生児は同様にリスクが上昇することが分かっています。
診断
小児科医が症状を詳しく確認し、IBSと診断することがあります。ただし、炎症性腸疾患(IBD)などの重篤な病態は必ず除外する必要があります。IBDが疑われる場合は、消化器専門医への紹介が行われます。
食事管理
症状が重いと体重が減少することがあります。母乳やミルクに加えて、以下のポイントを守りましょう。
- 食物繊維が豊富で脂肪が少ない食品を選ぶ
- 果物や野菜を積極的に取り入れる
- 栄養バランスを考慮し、必要に応じて医師や管理栄養士に相談する
IBSと共に生活するには
多くの子どもは適切な食事管理と日常の注意で症状をコントロールできます。トリガーとなる要因を把握し、食事や生活習慣を調整すれば、症状が寛解することも期待できます。
