過敏性腸症候群(IBS)の原因・症状・診断・治療と食事管理

過敏性腸症候群(IBS)は、日常生活に支障をきたすことが多く、症状に合わせてスケジュールを組む必要があるほど悩ましい疾患です。下痢や便秘、激しい腹痛や痙攣など、様々な症状が現れますが、適切な対策を取ることで症状をコントロールしやすくなります。

原因

IBS の正確な原因はまだ解明されていませんが、脳から腸への信号伝達がうまく機能しないことが関与していると考えられています。食事、薬剤、ストレスなどが引き金になることがあり、個人差が大きいのが特徴です。

症状

主な症状は腹部の痛みや痙攣で、下痢と便秘が交互に現れることがあります。膨満感や粘液を含む便、排便時に残便感があることも報告されています。症状は軽度から重度まで幅があり、医療機関を受診しない人も少なくありません。

診断

診断は主に症状の聞き取りで行われ、必要に応じて便検査や血液検査、シグモイドスコピーなどの検査で他疾患を除外します。診断が確定すれば、個別の治療計画が立てられます。

治療

IBS は長期的に管理する疾患です。まずは症状を引き起こす可能性のある食品を除去し、食物繊維の摂取や適度な運動で生活習慣を改善します。食事日誌をつけて原因を特定し、必要に応じて薬物療法を併用します。ストレスが原因の場合は、ストレス緩和のための薬や、瞑想・ヨガなどのリラクゼーション法が有効です。

食事でのコントロール

効果的な食事管理のポイントは次のとおりです。

  • カフェインやアルコール、脂肪分の多い食品は控える。
  • 下痢が主な症状の場合は、乳製品、果物、人工甘味料の摂取量を減らす。
  • 便秘がある場合は、食物繊維を意識的に増やし、必要に応じてサプリメントを利用する。
  • ガスや膨満感が気になるときは、未調理のキャベツ、豆類、ブロッコリー、カリフラワーなどの発酵しやすい野菜を避ける。

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