小腸X線検査で大腸炎を診断する方法

小腸X線(上部消化管造影)とは

小腸X線は、バリウム造影を用いて消化管の形態を観察する検査です。潰瘍性大腸炎と他の炎症性腸疾患を鑑別する目的で行われます。検査は痛みがなく、フルオロスコープでリアルタイムに画像が撮影されますが、所要時間はやや長めです。

検査前の準備

  1. 食事制限の確認:検査前日の真夜中から絶食します。医師が指示する場合は、検査前2~3日間は固形食を控えることがあります。
  2. 来院時間の確保:受付や問診票の記入のため、余裕を持って来院してください。
  3. 検査時間の確保:バリウムの通過速度により変わりますが、最低でも4時間は必要です。
  4. 金属類の除去:ジュエリーやベルトなど、X線に映る金属は外してください。
  5. 症状と既往歴の共有:医療スタッフに腹痛、下痢、血便などの症状や既往歴を詳しく伝えます。

検査の流れ

  1. バリウムなしの基礎撮影:食道、胃、小腸をフルオロスコープで撮影し、基礎画像を取得します。
  2. 腸運動抑制剤の投与:放射線科医が腸の動きを遅くする薬を注射し、バリウムが十分に映るようにします。
  3. バリウム飲用:約500ml(2カップ)のバリウム「ミルクシェイク」を飲みます。ざらざらした感触と軽い後味があります。ガスは検査に必要なので、できるだけげっぷは控えてください。
  4. フルオロスコープで観察:バリウムが腹部を通過する様子をリアルタイムで観察し、姿勢を変えて多角度から撮影します。
  5. 検査後のケア:水分を多く取り、食物繊維を多く含む食事で便通を促進します。バリウムが排出されるまで1〜2日間は便が灰色がかります。

以上の手順を守ることで、正確な画像が得られ、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患の診断に大いに役立ちます。

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