過敏性腸症候群(IBS)とは
過敏性腸症候群(IBS)は、米国の成人の5人に1人が罹患している非常に一般的な疾患です。腸壁の筋肉が異常に収縮・弛緩することで、食物が自然なリズムで腸を通過できなくなります。その結果、食物が速すぎたり遅すぎたりし、腹痛や不快感といった症状が現れます。
症状
- 下痢や便秘、またはその交互
- 腹部の痛みや不快感
- 膨満感やガス
- 症状は軽度から重度まで幅があり、時間とともに変動することがあります
原因
- 正確な原因は不明ですが、中枢神経系の機能障害が関与していると考えられています
- ホルモンバランスの変化、特定の食品、ストレスも症状を引き起こす要因となります
診断
- ローマ基準に基づき診断されます。具体的には、12週間以上続く腹痛、排便回数や形状の変化、排便時の努力感や粘液の有無などが評価対象です
予防・対策
- 根本的な治癒法はありませんが、食事療法やストレス管理が重要です
- 必要に応じて、アミティザ、ロトロネックス、抗うつ薬などの処方薬が症状緩和に用いられます
注意点
- 体重減少、嘔吐、発熱などが見られる場合は、合併症や別の基礎疾患が疑われます。速やかな医療機関受診が必要です
