治療しないと下痢は幼児に致命的になることがありますか?
下痢が命に関わる理由
下痢は適切に治療しないと、特に5歳未満の子どもにとって致命的になることがあります。特に発展途上国では、下痢が子どもの死亡原因の上位に挙げられています。
脱水と電解質バランスの崩れ
下痢により体内の水分と電解質が失われ、重度の脱水状態に陥ります。脱水が進むと、心臓・筋肉・神経の機能に必要なナトリウム、カリウム、塩化物などの電解質が不足し、以下のような深刻な合併症が起こります。
- 心拍リズムの乱れや筋力低下、痙攣
- 腎不全:腎臓が損傷し、老廃物や水分バランスの調整ができなくなる
- ショック:血液循環が不足し、臓器障害や最終的には死亡に至る
- 栄養不良:下痢で栄養吸収が阻害され、免疫力が低下し他の感染症にかかりやすくなる
早期の対応が重要
5歳未満の子どもが激しい下痢を起こした場合、嘔吐・発熱・無気力などの症状が伴うときは、速やかに医療機関を受診してください。経口補水液による水分・電解質の補給や、必要に応じた薬物治療が早期に行われることで、致死的な結果を防げます。
