尿路結石疾患の概要と対策
尿路に結石(石)ができると、腎臓・尿管・膀胱などの部位に応じて症状が異なります。多くは症状なく自然に排出されますが、排泄路が閉塞すると激しい疼痛や不快感を伴います。
発生部位
- 腎臓結石、尿管結石、膀胱結石など、結石ができた場所で呼称が分かれます。
種類
- メルクマニュアルによると、尿路結石の約80%はカルシウム成分です。残りは尿酸(プリン代謝産物)、シスチン(アミノ酸)、ストラヴィット(リン酸塩鉱物)などが原因となります。
症状・影響
- 結石が尿路を閉塞すると、部位に応じた痛みが生じます。膀胱結石は下腹部痛、腎臓・尿管結石は背部・側腹部・骨盤部・性器周辺に痛みが出ます。
- また、吐き気・嘔吐・不安感・頻尿・悪寒・発熱・血尿など、全身的な症状も現れることがあります。
予防策
- 結石の種類に合わせた食事制限が有効です。たとえば、カルシウム結石にはナトリウムや動物性たんぱく質の過剰摂取を控える、尿酸結石にはプリン体の多い食品を減らすなどが推奨されます。
- 結石リスクがある人は、十分な水分摂取(1日約2リットル)を心がけて尿量を増やすことが基本です。
治療法
- 結石のサイズや位置に応じて、自然排石を促す薬物療法、体外衝撃波結石破砕術(リトトリプシー)、内視鏡や経皮的手術などの侵襲度の異なる外科的処置が選択されます。
