GFRは腎機能をどのように示すのか?

定義

GFR(糸球体濾過率)とは、腎臓が血液中の老廃物をどれだけ効率的に除去できるかを示す指標です。

計算方法

GFRを算出する式は複雑で、年齢・性別・人種、血中クレアチニン濃度などを用いて推定します。クレアチニンはタンパク質が分解される際に生じる老廃物です。

疾患ステージ分類

GFRは慢性腎臓病(CKD)のステージ判定に利用されます。

  • ステージ1: GFR ≥ 90(腎機能は正常に近い)
  • ステージ2: GFR 60〜89
  • ステージ3: GFR 30〜59
  • ステージ4: GFR 15〜29
  • ステージ5(腎不全): GFR < 15

限界点

血清クレアチニン値だけで算出したGFRは、食事や検査誤差の影響を受けやすく、正確性に限界があります。たとえば高タンパク質食を摂っているとクレアチニンが上昇し、GFRが過小評価されることがあります。

追加検査

GFR推定には血清クレアチニン検査が必須です。GFRが低下している場合、血中ナトリウム、カリウム、リン、血中尿素窒素(BUN)などの検査を行い、腎機能の詳細を評価します。

腎臓病 - 関連記事