高齢猫の腎臓病と食事管理
腎臓病は高齢猫に多く見られる疾患で、慢性腎不全(CRF)は適切な管理により数年の健康維持が可能です。主な症状は飲水量の増加と排尿回数の増加で、腎機能が25%以下になると顕在化します。CRFは高齢猫の死亡原因の第一位です。
原因
- 近年の研究とホフヴェ獣医師によると、猫のジステンパーワクチンと腎不全の関連が示唆されています。
- 乾燥フード中心の食生活は腎臓に負担をかけます。乾燥フードは猫が必要とする水分の半分しか供給できず、長期間にわたって腎臓にストレスを与えます。
食事
- 腎臓病猫のタンパク質制限は議論がありますが、重要なのはタンパク質中のリン酸を減らすことです。過度なタンパク質制限は避け、必要な量は確保しましょう。
- 低ナトリウム・低リンのウェットフードを与えるのが基本です。猫が喜んで食べるフードを選び、常温で毎日新鮮な食事を提供してください。食事量は獣医師と共有できるように記録しましょう。
水分補給
- 腎機能を保つために十分な水分が必要です。家中に水入れを置き、可能なら化学物質が少ないミネラルウォーターを使用してください。獣医師が指示すれば、週数回の皮下点滴で水分補給を行うこともあります。自宅での実施方法は獣医師に相談しましょう。
その他の管理
- 毎日の水の摂取量をチェックし、トイレの様子(排尿回数・量)を観察してください。皮膚にしこりや変化がないか確認し、脱水のサインは首元の皮膚を軽くつまんで戻りが遅いかどうかで判断します。これらは日々行いましょう。
