レーザーで行う腎臓結石治療の全貌
1980年代から、痛みを伴う腎臓結石の治療にレーザーが活用されています。結石が数日間自然に排出されない場合、レーザーリトトリプシーは迅速かつ低侵襲で結石を砕き、体外へ排出しやすくします。
腎臓結石とは
腎臓結石は、尿中の結晶が集まり硬い塊になる疾患です。結石が大きくなると、尿管(数ミリメートルの狭い管)を塞ぎ、激しい痛みや吐き気、嘔吐を引き起こします。結石が30日以上排出されない場合、医師はレーザーリトトリプシーなどの手術を提案します。
適応患者の見極め
すべての大きな結石がレーザー治療の対象になるわけではありません。主に、尿管下部にある5mm以上の結石が対象です。結石の部位や大きさによっては、他の治療法が推奨されることもあります。
手術は全身麻酔下で行われ、結石のサイズや位置に応じて1〜3時間程度かかります。
治療の仕組み
リトトリプシーは、結石を細かく砕く手法全般を指します。レーザーリトトリプシーでは、細い光ファイバー(髪の毛ほどの太さ)を尿管に挿入し、結石まで導きます。レーザーを照射すると、エネルギーが結石に集中し、組織を傷つけずに結石だけを破砕します。
結石の排出
結石が砕かれた後は、残りの破片が尿管を通って尿と共に体外へ排出されます。必要に応じて、手術後すぐに破片を吸引するカテーテルを留置することもあります。
回復期間
当初は入院が必要でしたが、現在ではほとんどが外来で完了する日帰り手術となっています。
副作用
手術による副作用としては、麻酔に伴う吐き気や、尿道の刺激による血尿が報告されています。
