近位腎尿細管性アシドーシス(RTA)を引き起こす主な疾患は?
近位腎尿細管性アシドーシスは、さまざまな疾患や外的要因で発症します。主な原因を以下にまとめました。
主な原因
遺伝性・先天性疾患
- Fanconi症候群:近位尿細管の機能障害により、糖、アミノ酸、重炭酸イオンなどが尿中に失われます。
- Lowe症候群:近位尿細管と眼に影響を及ぼし、RTA、白内障などを引き起こす遺伝性疾患です。
腫瘍性疾患
- 多発性骨髄腫:骨髄の形質細胞が異常増殖し、産生したタンパク質が近位尿細管を障害します。
自己免疫疾患
- シェーグレン症候群:外分泌腺だけでなく腎臓も侵され、RTAを引き起こすことがあります。
環境・薬剤性因子
- 重金属中毒:鉛や水銀などの重金属は近位尿細管を直接障害します。
- 薬剤・毒素:アスピリン、NSAIDs、アミノグリコシド系抗生物質などが腎細管に毒性を示します。
その他の要因
- 腎移植拒絶反応:移植腎が拒絶されると近位尿細管が障害され、RTAが生じます。
- 腎動脈狭窄:腎臓への血流低下が近位尿細管にダメージを与え、RTAを引き起こすことがあります。
