心房フラッターの治療法
概要
運動や緊張で心拍数が上がるのは正常ですが、原因不明に心拍が制御できなくなることがあります。これは不整脈の一種で、心房が異常な電気信号を受け取り、1分間に100〜300回もの速い拍動(通常は60〜100回)になる「心房フラッター」と呼ばれます。治療には緊急医療と生活習慣の改善が必要です。
必要なもの
- ホルターモニター(心電図記録装置)
- カルシウム拮抗薬、β遮断薬、抗凝固薬などの各種薬剤
治療手順
緊急治療
症状が現れたらすぐに救急外来へ。除細動やデジタリスなどの静脈・経口投与で心拍を正常化することがあります。
退院時の指示に従い、ホルターモニターを装着し、カルシウム拮抗薬、β遮断薬、抗凝固薬やアスピリンなどを服用します。薬物で効果が不十分な場合は、皮下にペースメーカーを埋め込むか、カテーテルを用いた高周波アブレーションで異常組織を除去します。
退院後は1〜3日間、首にホルターモニターを装着し、記録されたデータを主治医や心臓専門医に提出して解析・治療計画を立てます。
生活習慣の改善
過度のアルコール摂取は心房フラッターを誘発しやすいため、制限または避けるようにします。
塩分を控えめにし、適度な運動と十分な休養を取ることで血圧を下げます。
糖尿病や冠動脈疾患、高コレステロールなどの基礎疾患は、処方された薬で適切に管理し、発作のトリガーにならないようにします。
