未熟児の生理学的特徴
低体重
未熟児は正期産児に比べて体重が低くなる傾向があります。体重5ポンド8オンス(約2.5kg)未満を低体重とし、低体重児の約70%は早産です。残りは子宮内での成長制限が原因の正期産児です。
産毛(ラヌゴ)
産毛は未熟児の体全体に見られる柔らかい細い毛です。胎児は妊娠5か月頃に産毛が生え始め、7〜8か月で自然に脱落しますが、早産により出生時に残っていることがあります。出生後数週間で自然に消失するため、長期的な問題ではありません。
新生児呼吸窮迫症候群(NRDS)
未熟児の呼吸窮迫は深刻な問題です。原因は肺サーファクタントの不足で、肺胞を開いた状態に保つ役割があります。サーファクタントは正期産に近い時期に産生が始まりますが、出生時の週数が低いほどNRDSのリスクは高く、特に28週未満で生まれた場合に最も危険です。
筋緊張低下
未熟児は筋肉の発達が不十分で、授乳時に食物をしっかりと飲み込めないことがあります。食道と胃をつなぐ括約筋が弱く、逆流しやすくなるほか、全体的な活動量も低くなります。
未熟な性器
未熟児の女性は陰核が拡大していることがあり、男性は陰嚢が小さく溝が浅く、精巣が降ろされていないことがあります。
皮膚未成熟
未熟児の皮膚は薄く透明感があり、表皮と真皮の接着が弱いことがあります。そのため、脱水、感染、皮膚障害のリスクが高まります。
