小児におけるヒト成長ホルモンの分泌率と欠乏症
ヒト成長ホルモン(HGH)分泌率
HGHは脳底部の下垂体で産生され、子どもの成長と生涯にわたる組織・臓器の維持に重要です。思春期に分泌が最も高くなり、この時期に急速な身体の伸びが見られます。成長が停滞する場合、HGHの不足が原因となることがあります。
成長ホルモン欠乏症(GHD)
GHDは下垂体からの成長ホルモンが全く、または十分に分泌されない状態です。多くの子どもは年間約5cm未満の伸びにとどまります。欠乏の程度により発症年齢は異なり、全く分泌しない場合は3歳未満で症状が顕在化し、分泌が不十分な場合は3歳以降に遅れが見られます。
GHDの兆候と症状
主な症状は以下の通りです。
- 身長が著しく低い
- 同年齢の子どもより若く見える
- 成長速度が遅い
- ウエスト周囲に脂肪がつきやすい
- 歯の萌出や思春期の発達が遅れる
小児内分泌科医への受診時期
子どもの身長が同年齢の平均より低いと感じたら、まず小児科医に相談し、成長曲線で比較してもらいましょう。定期的な健康診査で成長率を把握できているはずです。異常な成長パターンや上記の症状が見られる場合は、小児内分泌科医への紹介を受け、詳細な評価を行うことが推奨されます。
