回旋腱板の治療法とリハビリテーション
回旋腱板は肩甲骨上部を覆う筋肉と腱の集合体で、上腕骨の上部に位置します。これらの筋肉と腱は腕を持ち上げ、回旋させる役割を果たし、肩関節の球状関節頭を安定させます。回旋腱板の痛みは、断裂や過度の使用が原因となります。主な症状は、腕を上げる際の痛みや筋力低下、筋萎縮などです。
非外科的治療法
軽度の損傷や筋肉の緊張がある場合、医師はまず非外科的な治療を勧めます。安静と活動制限を基本とし、理学療法で可動域と筋力を回復させます。抗炎症薬やステロイド注射で炎症を抑え、痛みを軽減することもあります。必要に応じて、腕を支えるスリングを使用し、患部の安静を保ちます。
外科手術
非外科的治療で効果が得られない、または激しい痛みが薬でコントロールできない場合は手術が検討されます。新しい損傷で強い痛みがある場合も手術が選択肢となります。多くの手術は日帰りで行われ、同日中に自宅へ戻れます。手術は単に損傷を修復するだけでなく、痛みの緩和を目的としています。
理学療法
理学療法は回旋腱板損傷の初期治療として最も一般的です。筋肉を強化し、手術の必要性を減らすことが期待できます。手術後も可動域回復のために理学療法が行われます。理学療法士は抵抗運動を指導し、損傷部位と周囲の筋肉を強化して肩と腕をしっかり支えます。患者が治療に真剣に取り組めば、短期間でフルレンジの動きが取り戻せます。
