痛み

腱鞘炎で最も頻繁に現れるのは、親指付近や手首に感じる鈍い痛みです。痛みは主に親指の根元に集中しますが、場合によっては手首全体に広がることもあります。

腫れ・炎症

痛みと同時に、同部位に腫れや赤みが見られます。炎症が顕著になると、片手だけでもはっきりとした腫脹が確認でき、両手を並べて比較すると違いが分かります。

しびれ

腱が腫れ神経を圧迫すると、親指や人差し指にしびれや感覚低下が生じます。しびれは腱の腫れが一定以上になると出現しやすくなります。

嚢胞(うっ胞)

炎症に伴い、親指の根元に液体がたまって嚢胞が形成されることがあります。嚢胞は通常、痛みと腫れと同時に現れ、単独で出現することは稀です。

可動域の制限

腱の炎症が進行すると、親指や手首の動きが制限されます。握りこぶしを作る、物を握るといった動作が困難になり、親指が「ロック」したり「引っかかる」感覚が出ることがあります。

音が鳴る

腱が滑る際に、炎症により摩擦が増えてきしむような音が聞こえることがあります。これはMayo Clinicでも報告されている現象です。