線維筋痛症に対するキレート療法の可能性
線維筋痛症とは
線維筋痛症の原因ははっきり分かっていませんが、体内に重金属が蓄積すると症状が悪化するとする説があります。これらの毒素は脂肪組織に蓄積し、体内から排除しにくくなります。主な症状は疲労感、呼吸困難、筋肉痛、排尿障害、関節の痛みなどです。キレート療法は、これらの重金属を除去することで症状緩和を狙います。
キレート療法の概要
治療を開始する前に、患者は全身的な健康状態を把握し、キレートが禁忌となる条件がないか確認するための総合的な身体検査を受けます。最も一般的なEDTA(エチレンジアミン四酢酸)の投与方法は静脈内注射ですが、経口製剤も利用可能です。
治療プロトコル
EDTA点滴を受ける患者は、通常2〜3回/週、計10週間のコースで治療を行います。点滴の1回あたりの投与時間は約3時間半です。併せてビタミンCやマグネシウムなどの補助栄養素が投与されることがあります。
副作用と注意点
キレート療法後には、自然免疫が再構築される過程で離脱症状が現れることがあります。また、以下のような副作用が報告されています。
- 皮膚刺激・吐き気(ビタミン欠乏による)
- 低血糖による頭痛
- 関節痛、発熱、倦怠感
- 下痢、低血糖
治療を受ける前に、メリットとリスクを担当医と十分に相談することが重要です。
