顔ダニ(毛包ダニ)感染症の治療と予防
症状
- 顔の毛包ダニは主に耳、鼻、まつげに生息します。過剰に増えると、かゆみ、フケ、乾燥、赤み、炎症が起こります。症状はダニが住む部位すべてに現れることがあります。特にまつげに大量に寄生すると、まつげの抜け、眼瞼炎(まぶたの炎症)、視力障害を引き起こすことがあります。
予防
- ダニは皮脂と角質をエサにします。油分の多い肌を避けるため、石鹸を使わない洗顔料でこまめに洗顔しましょう。ティーツリーオイルは医師が推奨する洗浄剤のひとつです。油分の多いメイクは控え、定期的に角質除去(スクラブ)を行うと効果的です。家族全員の顔の衛生を保つことが、デモディコシス予防の鍵です。
診断
- デモディコシスの疑いがある場合は皮膚科や眼科を受診してください。一次性と二次性の2タイプがあり、治療法はそれぞれ異なります。また、寄生部位と重症度によっても対応が変わります。医師は毛髪や皮膚のサンプルを採取し、顕微鏡でダニの有無を確認します。
治療
- 軽度から中等度の感染では、ベビーシャンプーやアルコール、酸化水銀、濃縮ティーツリーオイルで患部を洗浄します。重症例や広範囲の寄生には、外用殺虫剤(例:ペルメトリン軟膏)や外用抗生物質(例:エリスロマイシン)を処方されることがあります。HIV感染者など免疫が低下している場合は、経口イベルメクチンが用いられます。自己判断での治療は避け、必ず医師の指示に従いましょう。
経過観察・フォローアップ
- 治療後もベビーシャンプーで定期的に顔を洗浄し、夜間に抗生物質軟膏を塗布するとダニの増殖を抑えられます。予防と同様の衛生管理を継続することで、ダニ数を許容範囲に保つか、完全に駆除できます。適切なフォローアップを行えば、再発は防げます。