心臓ペースメーカーの副作用とは?
心臓は胸腔の中心に位置し、全身へ酸素や栄養を運ぶ血液を循環させるポンプの役割を果たします。心機能に問題がある場合、医療的介入が必要です。その一つが心臓ペースメーカー(人工ペースメーカー)の植込みです。
感染症
手術後に最も頻繁に起こる合併症の一つが感染です。免疫力が低下している患者や予防的に抗生物質が投与されます。感染のサインは、発熱、悪寒、手術部位の赤み・腫れ、膿や出血、触れると暖かいなどです。これらの症状が現れたら速やかに医師へ連絡してください。
過度な出血
出血は致命的になる可能性があるため、術前に凝固能を測定し、血液凝固薬は手術数日前に中止します。術後に出血が続く場合はすぐに医師に連絡し、止血できない場合は緊急通報(119)してください。
ペースメーカーの不具合
リードが外れたり、バッテリーが劣化したり、電磁波(携帯電話、電子レンジ、空港のセキュリティ装置など)によって機能が乱れることがあります。入植部位から6インチ(約15cm)以上離して使用し、強い磁場や高電圧機器は避けてください。また、ペースメーカー装着者はMRI検査を受けられません。
心筋の破裂
リードを血管から心臓へ通す際に、まれに心筋が穿孔することがあります。手術中はできるだけ動かず、静止することが重要です。
気胸(肺虚脱)
肺と胸膜の間に空気がたまると肺が部分的に虚脱し、呼吸困難を起こします。心臓ペースメーカー手術では稀ですが、起きた場合は胸腔ドレーンで空気を抜き、肺を再膨張させます。
バッテリー寿命
ペースメーカーのバッテリーは約6年が目安です。使用頻度や装置のサイズにより変動します。定期診察時に医師がバッテリー残量をチェックし、低下すると警告音や警告機能で知らせます。交換が必要になったら手術で新しい装置に置換します。
