爪真菌感染症(足爪・手爪)の治療法
爪の真菌感染症は見た目にも不快にもなる症状で、誰でもかかる可能性があります。皮膚菌類(皮膚糸状菌)が爪床と爪の間に侵入したり、皮膚の小さな傷口から入り込みます。その結果、爪が変色し厚くなり、真菌が爪内部へ深く侵入するほど症状が悪化します。治療には抗真菌薬、生活習慣の改善、代替療法などが利用できます。
医療的治療
主に使用される経口抗真菌薬は、イトラコナゾール、フルコナゾール、テルビナフィンです。通常、12週間以上服用し、爪が完全に回復するまでに最大で4か月かかります。これらは新しい爪の成長を促し、感染した爪を置き換える仕組みです。副作用として肝障害や皮疹が出ることがあるため、必ず医師と相談してください。
医師はシクロピロックスなどの外用抗真菌薬を処方することもあります。シクロピロックスは爪に毎日塗布し、1週間ごとにアルコールで拭き取り、最大1年使用します。軽度から中等度の感染では、1年使用後でも完治しないケースがあります。その場合は代替の家庭療法を検討してください。
代替療法
酢やVick’s VapoRub(ヴァップロブ)などが爪の感染に効果があるとする報告はありますが、エビデンスは限られています。酢と温水(1:2)の混合液に爪を毎日浸す方法があります。VapoRubを使用する場合は、使用頻度を医師と相談してください。その他、リンゴ酢、過酸化水素、リステリン、ビールなども試す人がいます。
予防策
爪真菌感染を予防するには、足指・手指の爪を清潔に保ち、適切な長さに切り、過度の湿気や熱を避けます。爪周辺に切り傷ができたら、消毒し、毎日包帯を交換してください。
また、清潔な靴下・靴を履き、公共のシャワーやビーチなどで裸足になるのは避けましょう。水に長時間触れた後は手足をすぐに乾かし、真菌がつきやすい方は抗真菌パウダーやスプレーを使用すると効果的です。
