腸穿孔後の段階的食事ガイド
腸穿孔は、胃や小腸、大腸など消化管に穴が開く緊急疾患です。発熱、悪心、嘔吐、腹痛・圧痛などの症状が現れ、手術による修復が必要です。手術後は、消化管が回復するまで段階的に食事を戻すことが重要です。
透明液体食
手術後すぐは、透明で濁りのない液体のみを摂取します。茶やコーヒーも許可されます。具体例としては、スポーツドリンク、ゼラチン、湯、透明な炭酸飲料、フルーツジュース、濾したブロスなどがあります。通常、数日(1週間未満)で次の段階へ移行します。
- スポーツドリンク
- ゼラチン
- 水や湯
- 透明な炭酸飲料
- フルーツジュース
- 濾したブロス(スープ)
柔らかい食事
医師の許可が出たら、透明液体食から柔らかい食事へ移行します。噛みやすく消化しやすい食品が中心です。例として、食パンやロール、白いパン製品、パンケーキ、ワッフル、トッピングなしのシリアル、加熱した果物、アップルソース、マッシュポテト、スクランブルエッグ、スープ、柔らかい肉、よく煮た豆などがあります。期間は1〜2週間程度です。
固形食
医師の許可が出たら、普通の固形食に戻します。ただし、最初は食物繊維の摂取を制限し、徐々に増やすことが推奨されます。ブロッコリー、オーツ、全粒穀物など高繊維食品は避け、1日10g程度の繊維から始め、毎週3〜4gずつ増やしていきます。例:第1週は10g、第2週は14g、といった具合です。消化管が完全に回復するまで焦らず、徐々に食事を拡げていきましょう。
