腹痛の治療薬と対処法
腹痛の治療は、軽度の鎮痛剤から腸感染症の場合は抗生物質まで様々です。
腹痛の原因
胃酸が過剰に分泌されて胃壁の保護層が失われると痛みが生じます。また、消化しにくい食物やガスが腸内を通過することで腸が痙攣し、痛みが起こります。虫垂炎や血管の損傷・閉塞も原因となります。
鎮痛剤
多くの場合、一般的な鎮痛剤で腹痛は緩和できます。食事や飲み物による胃刺激が原因の場合、原因が解消するまで服用します。ただし、鎮痛剤自体が胃や腸を刺激しないよう注意が必要です。経口投与が困難な場合は、フェネレガンなどを静脈投与します。
制酸剤
胃の壁細胞はタンパク質消化のために塩酸を分泌しますが、過剰になると粘液バリアを超えて胃壁を刺激し、痛みを引き起こします。制酸剤は酸の産生を抑えるものと、既にある酸を中和するものがあります。酸が正常レベルに戻ると痛みは軽減します。
抗生物質
ヘリコバクター・ピロリや大腸菌、クロストリジウム・ディフィシルなどの細菌感染は胃や腸に炎症を起こし、痛みの原因となります。抗生物質で感染を除去すれば、痛みも緩和されます。
筋弛緩剤
消化しにくい食物や胆石による腸閉塞が起こると、腸平滑筋が痙攣し痛みが生じます。筋弛緩剤は腹部の筋肉や平滑筋を緩め、痙攣を和らげます。
