慢性的な息切れの主な原因とは
息切れは、激しい運動や強い恐怖を感じたときに一時的に起こることが多いですが、座っているだけや立ち上がるだけで息切れを感じるのは正常ではありません。息切れは一時的なものから慢性的なものまで、さまざまな健康状態が原因となります。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
COPD は肺の慢性的な疾患で、慢性気管支炎と肺気腫を含みます。慢性気管支炎は気道に大量の粘液と腫れが生じ、肺気腫は肺胞が破壊されます。多くの患者は両方の症状を併せ持ち、息切れが持続的に現れます。
アレルギー
免疫系が本来無害な物質(アレルゲン)に過剰に反応すると、咳や息切れ、喘鳴、発疹・じんま疹などが起こります。主なアレルゲンはハウスダスト、ペットのフケ、花粉、カビなどです。食物や昆虫刺傷、金属にもアレルギーが見られます。
喘息
喘息は気道の炎症により、気道平滑筋が収縮し呼吸が困難になる病気です。米国では2,300万人以上が罹患しており、アレルゲンや寒冷、呼吸器感染が主な誘因です。発作時には息切れや喘鳴が顕著になります。
間質性肺疾患
間質性肺疾患は肺の組織が徐々に瘢痕化(線維化)する疾患群です。症状は運動時の息切れ、乾いた咳、喘鳴、胸痛、爪が先端に向かって曲がる(爪変形)など。進行すると日常的な会話や食事でも息切れが起こり、不可逆的な肺損傷が残ります。薬物療法で進行を遅らせることは可能です。
鼻ポリープ
鼻ポリープは鼻粘膜の炎症で形成される小さな嚢状の増殖物です。鼻づまりや口呼吸が主症状で、鼻水や閉塞感も伴います。治療はステロイド点鼻薬や抗生物質が中心ですが、重症例では手術が必要です。再発のリスクは残ります。
