腹水の除去方法と対策
腹水とは
腹水は、肝臓や他の腹部臓器と腹膜の間に過剰な液体がたまる状態を指します。主に肝硬変、肝炎、肝臓がんなどの重度の肝疾患が原因で、感染症や腎不全を引き起こす危険性があるため、早急な治療が必要です。
主な原因
- 肝硬変や肝炎などの慢性肝疾患
- 肝細胞がんなどの肝臓腫瘍
- その他、腹腔内の血流障害や腎機能低下
腹水の除去・対策
ステップ1:利尿薬の使用
利尿薬は体内の余分な水分を排出します。医師からはスピロノラクトン(商品名:アルダクトン)やフロセミド(商品名:ラシックス)などが処方されることが多く、腹腔内の液体量を減少させる第一選択となります。
ステップ2:塩分摂取の制限
塩分が多い食事は体が余分な水分を排出しにくくします。加工食品、プレッツェル、ポテトチップス、加工肉、ピクルスなどは塩分が高いため、控えるようにしましょう。
ステップ3:アルコールの摂取を控える
アルコールは肝臓に負担をかけ、毒素の除去を妨げます。腹水がある場合は、肝機能悪化を防ぐためにアルコールは絶対に避けてください。
ステップ4:穿刺による排液(必要な場合)
薬物療法や食事療法で改善しない場合は、医師に腹水穿刺(パラセンティシス)を相談します。外科医が小さな切開を行い、チューブと真空装置で腹腔内の液体を排出します。これは保守的治療が効果がない、または腹水が危険なほど重度の場合に限ります。
