バンドエイド誕生の裏側と発展史
キッチンの不器用さ
ジョンソン・エンド・ジョンソンの社員で綿購入担当だったアール・ディクソンは、ニュージャージー州で料理が得意でない妻ジョセフィンと暮らしていました。妻はよく指を切ったりやけどしたりしていました。
手作りバンドエイド
ディクソンは粘着テープと綿を組み合わせて妻の傷を応急処置しました。その後、あらかじめ綿ガーゼと粘着テープを組み合わせた「予備のバンドエイド」を作り、必要なときに簡単に貼れるようにしました。
会社の誕生
この発明をジョンソン・エンド・ジョンソンに提案したところ、同社は「BAND‑AID」商標で販売を開始しました。ディクソンは社内で昇進し、最終的に副社長まで務めました。
初期の苦戦
1920年に市場に投入された当初のバンドエイドは、幅3インチ(約7.5cm)、長さ18インチ(約45cm)という大きなサイズでした。初年度の売上は約3,000ドルにとどまり、すぐにはヒットしませんでした。後に全米のボーイスカウトに無料で配布したことが普及の転機となります。
その他の重要な開発
1938年に滅菌バンドエイドが登場し、1942年には第二次世界大戦で数百万枚が海外に送られました。1951年にプラスチック製の粘着帯が導入され、1956年頃からは柄入りデザインが加わり、1958年には透明ビニール素材が使用されるようになりました。ディクソンは1961年に亡くなりましたが、同社は年間3,000万ドル以上の売上を達成していました。
