乳児コリックの症状と対処法
コリックは乳児に最も多く見られる症状のひとつで、2〜6週齢の赤ちゃんの約4分の1が発症すると言われています。原因ははっきりせず、消化器系の問題やミルクアレルギーが関係していると考えられていましたが、最新の医学データではそれらとは直接関係がないことが示唆されています。
泣き続けること
特に夕方に長時間にわたって激しく泣くのがコリックの代表的な症状です。泣き声は高く、鋭いことが多く、赤ちゃんが拳を握り締めて足をお腹に引き寄せるような姿勢をとります。発熱や下痢を伴う場合は別の疾患の可能性があるため、速やかに医師の診察を受けてください。
げっぷや姿勢の変化
食後にお腹が張っている、またはガスが溜まっている様子が見られることがあります。泣くときに体を硬直させたり、逆に伸ばしたりすることも特徴的です。
診断の流れ
医師はまず身体検査を行い、他に健康上の問題がないか確認します。特に原因が見つからず、上記の症状が続く場合にコリックと診断されます。
治療法とその限界
一部の医師は市販のシロップ「マイリコン」を処方することがありますが、効果は限定的で副作用のリスクも報告されています。プロバイオティクスを使用して腸内環境を整える試みもありますが、十分なエビデンスはまだありません。現時点で最も安全な対策は、時間の経過とともに自然に改善するのを待つことです。多くの赤ちゃんは3か月頃までに症状が収まります。
保護者ができること
授乳中の母親は、砂糖や辛い食べ物、タバコ、アルコールの摂取を控えると赤ちゃんの症状が軽減されることがあります。また、以下のケアが有効です。
- 授乳やミルクの後にこまめにげっぷをさせる。
- 赤ちゃんが十分に食べているか確認する。
- 膝の上にうつ伏せに寝かせ、優しく胸や背中を撫でる。
- ゆっくり歩いたり、揺りかごやベビーカーでの軽い揺れを利用してあやす。
これらの方法を組み合わせて、赤ちゃんが安心できる環境を整えてあげましょう。
