脇の下の汗を防ぎ、コントロールする最適な方法
制汗剤が効かずに脇の下が濡れたり臭いがしたりすると、恥ずかしい思いをすることがあります。過剰な発汗(多汗症)は、さまざまな病状や原因不明で起こりますが、適切な治療で対策できます。
制汗剤
市販の「クリニカルストレングス」製品(Secret、Dove、Maxim、Degree、Certain Dri など)を試すと効果が期待できます。国際多汗症協会は、夜間は汗が少ないため、就寝前に使用することを推奨しています。メーカーによっては朝と夜の併用を勧める場合もあります。市販品で改善しない場合は、医師に処方される強力な制汗剤があります。処方制汗剤使用後は、6〜8時間経ってから脇を洗うと、かゆみや赤みを防げます。
薬物療法
汗腺の刺激を抑える薬として、プロパンチンやグリコピロレートがコリン作動性受容体を遮断します。ストレス性の発汗にはβ遮断薬が有効なことがあります。効果は開始から2週間ほどで現れますが、副作用(便秘、視力障害、口渇、めまい、排尿困難、心拍数増加、混乱、下痢、味覚障害、呼吸困難など)により長期使用は推奨されません。
ボトックス
制汗剤で効果がない場合、ボツリヌス毒素A(ボトックス)注射が選択肢となります。希釈したボトックスを脇の下に注入し、アセチルコリンの放出を阻害して汗の分泌を抑えます。すべての汗腺に効果を与えるために複数回の注射が必要です。米国皮膚科学会によると、効果は約4〜8か月持続します。
手術
他の方法が無効な場合、汗腺除去手術が検討されますが、代償性発汗(顔・背中・胸など他部位の過剰な発汗)という合併症が起こりやすいです。交感神経切除術(交感神経切除)でも同様の代償性発汗が起こり、約80%の患者が経験すると報告されています。代償性発汗のリスクが高いため、手術は最終手段とすべきです。
予防と日常対策
制汗剤は清潔で乾いた肌に使用するのが最も効果的です。抗菌石鹸で脇の下を洗うと、汗と混ざって臭いの原因となる細菌を減らせます。綿・シルク・ウールなどの天然繊維は通気性が良く、汗を抑えやすいのでおすすめです。ストレスが汗を増やすと感じる場合は、リラクゼーション、瞑想、ヨガなどでストレス管理を行うと効果的です。
