寄生虫感染の主な症状とは?
寄生虫に曝露されると感染のリスクが生じます。寄生虫の種類や侵入部位によって症状は異なりますが、ほとんどは消化管に定着し、場合によっては体内の他の部位へ移動します。寄生虫が体内に存在すると、以下のような症状が現れることが多いです。
下痢
寄生虫感染で最も一般的な症状の一つが下痢です。特に血液を吸引する寄生虫や回虫などは腸内で成長し、腸壁を侵すことで水様性の下痢や、血液が混ざった黒色のタール様便(腸出血のサイン)が出ることがあります。
吐き気・嘔吐
下痢に続いて吐き気が現れることがあります。寄生虫が腸壁を刺激すると、胃腸の機能が乱れ、強い吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。
腹部痙攣(腹痛)
回虫やその他の寄生虫が腸壁に潜むと、腸の収縮パターンが変化し、収縮が長く頻繁になります。その結果、腹部に痙攣性の痛みや不快感が生じます。
発熱
寄生虫感染は免疫系を刺激し、体温上昇を引き起こすことがあります。多くの場合、摂氏38〜38.5度程度の熱が出ますが、寄生虫の種類によってはそれ以上になることもあり、夜間の発汗や悪寒を伴うことがあります。
倦怠感・疲労感
免疫反応が持続するとエネルギーが消耗し、全身的な疲労感や倦怠感が現れます。感染が長引くほど、体は疲れやすくなります。
痛み
寄生虫は頭部や筋肉、関節など様々な部位に影響を与えることがあります。頭痛は脳内の痛覚神経が刺激されることが原因とされ、筋肉痛や関節痛は寄生虫が血流に乗って全身に広がった際に起こります。
呼吸器症状
一部の寄生虫は肺に移動し、肺組織に侵入すると呼吸困難、持続的な咳、喘鳴(ぜんめい)などの症状が現れます。
