子どもの口臭の原因は何ですか?

概要

口臭(ハリトーシス)は、口から放出される揮発性硫黄化合物が75 ppb以上含まれる状態です。口腔内の粘液や食べかすが分解されると発生します。唾液は口腔内の微生物を洗い流す重要な役割を果たし、口臭予防に欠かせません。

原因

子どもの口臭は主に歯磨きが不十分であることや、鼻汁が喉の奥へ流れ落ちる後鼻漏が原因です。その他、口の乾燥、アレルギー、鼻炎も関与します。舌の奥に臭いがたまりやすく、肝臓・腎臓疾患、呼吸器系の問題、鼻副鼻腔炎、扁桃炎などの全身疾患でも口臭が現れることがあります。抗生物質や薬剤が酵母感染を引き起こし、口臭になることもあります。

診断

医師は次の3ステップで口臭を評価します。①問診による全身の病歴確認、②口腔・歯の視診・触診、③嗅覚的評価(オルガノレプティック法)と機器測定(ハリメータ)です。オルガノレプティック法は、医師が患者の呼気を5段階で評価し、プラスチックスプーンで舌の裏側を軽く拭き取りその臭いを確認します。

治療

治療の基本は舌の裏側をやさしく毎日清掃し、定期的な歯磨きとフロスです。口の乾燥が原因の場合は、砂糖不使用の飲料を十分に摂取させます。

予防

予防には、柔らかい毛先の歯ブラシで1日3回の歯磨きを徹底し、舌の奥も丁寧に磨くことが重要です。毎日のデンタルフロスも欠かさず、8歳未満の子どもは保護者が手伝いましょう。食事は朝食をしっかりとり、食物繊維の多い食品を摂取し、こまめに水でうがいして唾液の分泌を促します。定期的に歯科医・小児科医の検診を受けることも忘れずに。

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