ドーパミン作動薬で脳性麻痺のジストニアを改善する方法
脳性麻痺の患者さん(特に子どもや若年成人)に見られる症状のひとつに、四肢・頭部・体幹の不随意で異常な動きが現れるジストニア(ジスキネジア)があります。症状は軽度から重度までさまざまで、重度の場合は日常生活に大きな支障をきたします。
ジストニアの治療薬として、パーキンソン病でも使用されるドーパミン作動薬「シネメト(レボドパ+カルビドパ)」「アルタン(トリヘキシフェニジン)」が有効とされています。以下では、これらの薬を脳性麻痺の治療に取り入れる際の手順と注意点をまとめました。
必要なもの
- かかりつけの小児科・リハビリ医
- 目の乾燥を防ぐ点眼薬
- 現在服用中の薬のリスト
- 飲料水
- ガムまたはハードキャンディ
- ドーパミン作動薬(シネメト、アルタン)
使用手順
1. 医師に相談し適応を確認
3歳以上で中等度〜重度の運動障害がある子どもが対象です。医師にドーパミン作動薬(別名抗コリン薬)投与の適否を確認しましょう。
2. 服用中の薬をすべて記録
相互作用のリスクがないか、医師にチェックしてもらいます。
3. 副作用を理解する
主な副作用は、目や口の乾燥、視力のぼやけ、便秘です。症状が出たら速やかに医師へ報告できるようにしましょう。
4. 副作用対策を行う
目の乾燥には点眼薬、口の乾燥には水分補給やガム・ハードキャンディを利用します。便秘には食事中の食物繊維を増やすと効果的です。
5. 抗ヒスタミン薬の使用を制限
市販の抗ヒスタミン薬は乾燥を助長します。必要な場合は医師や薬剤師に代替薬を相談してください。
6. 経過観察と治療の見直し
効果が薄れることがあるため、定期的に症状を観察し、必要に応じて医師が別の治療法を提案します。
