細胞形状の種類
細胞は同じように見えても、機能に応じて驚くほど多様な形状を取ります。形の違いは、呼吸から生殖までさまざまな生物学的役割を反映しています。
赤血球
赤血球は、中央にくぼみがあるドーナツ状(円盤形)で、表面積と体積の比率が高くなっています。この形状により酸素と二酸化炭素の拡散が効率的に行われ、酸素の運搬と二酸化炭素の除去が最大化されます。
白血球
好中球やマクロファージなどの白血球は、侵入した微生物を取り込むために形を変えることができます。細胞質が伸びて偽足(ピューノシア)を形成し、微生物を囲んで内部に取り込み、酵素で分解します。
神経細胞と筋細胞
神経細胞(ニューロン)は、数ミリメートルから体長に相当する長さまでさまざまです。その細長い形状は、信号を遠くの筋肉へ伝えるのに適しています。骨格筋細胞も長い繊維状で、胚発生期に多数の前駆細胞が融合して形成され、収縮(短縮)や弛緩(伸長)を可能にします。
胚性細胞と皮膚細胞
受精後7日目に子宮に到達した胚の外層(栄養膜)は、指状の突起を母体組織へ伸ばし、着床を助けます。また、メラノサイトは細長い突起で隣接する表皮細胞にメラニンを供給し、紫外線から皮膚を保護します。
精子細胞
精子は先端が鋭い頭部、エネルギー産生に特化したミトコンドリアが多数ある中部、そして長い鞭毛(フラジェラム)から構成されます。鞭毛の波動運動により精子は前進し、卵子へ向かいます。
