胃腸間質腫(GIST)の主な治療法
1. 手術
腫瘍の完全切除が最も基本的な治療です。手術法は腫瘍の部位や大きさに応じて選択されます。
局所的で転移が認められない場合、外科的切除だけで治癒が期待できます。
腹腔鏡やロボット支援手術など、低侵襲手術が可能なケースも増えています。
2. 分子標的薬治療
GISTはしばしばKITやPDGFRAの変異により異常タンパク質が活性化し、増殖します。標的薬はこれらのタンパク質の活性を阻害します。
第一選択薬はイマチニブ(商品名:グリーンベック)です。その他、スニチニブ、レゴラフェニブ、アバプリチニブ、リプレチニブなどが使用されます。
3. 放射線療法
手術前に腫瘍を縮小させる目的や、手術後に残存細胞を除去する目的で用いられます。また、進行・再発GISTによる症状緩和にも利用されます。
4. 術後補助療法(アジュバント)
手術で腫瘍を除去した後、再発リスクを低減するためにイマチニブなどの標的薬を継続投与することがあります。
5. 臨床試験への参加
新しい薬剤や治療法へのアクセス、最新の研究成果を受けられる可能性があります。
治療方針は腫瘍の部位、進行度、患者さん個々の健康状態や遺伝子変異の有無など多くの要因で決まります。GIST治療に熟練した医療チームと十分に相談し、最適なプランを選択してください。
