過剰なカルシウム摂取の症状とは?
カルシウムが豊富な食品
カルシウムが多く含まれる食品は、牛乳・チーズなどの乳製品、サーモン、ほうれん草などの濃い緑色野菜、乾燥豆類などです。成人男性・女性の推奨摂取量は1日あたり1,000 mgで、妊娠中の女性も同じ量が目安です。閉経後の女性は1,200 mgが推奨されます。この範囲を超える場合は、医師の診断を受けることが重要です。
主な症状
過剰なカルシウム摂取に伴う代表的な症状は以下の通りです。
- 筋力低下
- 便秘や膨満感
- 尿路結石(カルシウム結石)
- 腎機能の低下
- 鉄分吸収阻害による低鉄性貧血
その他の症状が現れた場合も、必ず医療機関で評価してもらいましょう。
高カルシウム血症(ハイパーカルシミア)
血中カルシウム濃度が高くなる状態は「高カルシウム血症」と呼ばれ、主に副甲状腺ホルモン(PTH)の過剰分泌が原因です。PTHは体内のカルシウムバランスを調整する重要なホルモンですが、過剰になると血中カルシウムが上昇し、腎結石などの合併症を引き起こすことがあります。治療には薬剤によるホルモン調整が行われます。
注意点
カルシウムが過剰になると、肌の老化が進んだり、倦怠感や運動能力の低下、うつ症状が現れることがあります。目が濁るなどの症状が出た場合は、カルシウムを含むサプリメントや高カルシウム食品の摂取を中止し、血中濃度が正常に戻るまで様子を見ましょう。正常化後は、適量の乳製品を再び摂取できます。
警告
過剰なカルシウム状態のときは、サーモン、ニシン、ツナなどの魚介類を控えることが推奨されます。これらの食品は、血中カルシウムが高いときに体に負担をかける可能性があります。血中濃度が正常に戻ったら、通常通り摂取して構いません。
