カヘキシア(悪液質)の兆候

カヘキシアの兆候

  • 最も顕著なサインは体重の急激な減少です。総体重の10%以上の減少はカヘキシアと診断されます。併せて食欲や味覚の低下、倦怠感、筋力低下、筋肉量の喪失、電解質バランスの乱れが見られます。免疫機能が低下するため、感染症にかかりやすくなります。カヘキシアはがん、HIV、慢性心不全など他の疾患と併発することがほとんどです。

カヘキシアに関する事実

  • がん患者の約半数がカヘキシアを経験します。血液腫瘍や乳がんでは比較的少なく、胃腸系がん患者の80%、肺がん患者の60%が診断時に既にカヘキシアの兆候を示しています。病状が進行し死亡に至るがん患者のほぼ100%がカヘキシアを併発しています。

カヘキシアの原因

  • がんや他の慢性疾患の原因は多様ですが、カヘキシアはサイトカインの過剰産生と密接に関係しています。腫瘍や炎症があると体内でサイトカインが放出され、これが筋肉からエネルギーとアミノ酸を奪い、極度の疲労と筋肉減少を引き起こします。

カヘキシアの治療法

  • 根本疾患(がんや心臓疾患)を治療することが最も重要です。カヘキシア専用のアプローチとしては、ステロイドなどの処方薬と高タンパク食、適切な運動を組み合わせて除脂肪体重の増加を目指します。抗炎症薬は運動耐性を高め、筋肉維持に役立ちます。現在、オメガ3脂肪酸によるサイトカイン抑制やメラトニン、分岐鎖アミノ酸、抗セロトニン薬の併用など、さまざまな治療法が研究されています。

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