月経性片頭痛の治療法
月経性片頭痛とは
月経性片頭痛は、月経周期に伴うホルモン変動が引き金となって起こる片頭痛です。主に「純粋月経片頭痛(PMM)」と「月経関連片頭痛(MRM)」の2タイプに分かれます。PMM は生理開始前2日間から生理終了までの期間に限って発症し、症状は他の片頭痛と同様に片側の激しい頭痛、光・音への過敏、倦怠感、嘔吐や吐き気を伴うことがあります。MRM はホルモンの変動が関与していると考えられますが、月のどの時期でも起こり得ます。女性の片頭痛患者の約60%がMRM、約14%がPMMと報告されています。
医療的治療法
薬物療法は症状の軽減と予防に有効です。
- 市販の鎮痛剤:イブプロフェンやナプロキセンなどのNSAIDsは、片頭痛だけでなく月経痛にも効果があります。アセトアミノフェン・アスピリン・カフェインの組み合わせ製品も有効です。月経が規則的な場合、生理が始まる数日前から服用することで発症予防が期待できます。
- 処方薬(トリプタン系):イミトレックス(イミトレクサート)やマクサルト(スマトリプタン)などは、片頭痛の予防や痛み・吐き気の緩和に使用されます。
- ジヒドロエルゴタミン鼻スプレー:生理開始前に数回使用することで、片頭痛の発症を抑えることが報告されています。
生活習慣の改善
ホルモン以外にも、個々の食事や環境が片頭痛を誘発することがあります。代表的なトリガーは以下の通りです。
- アルコール(特にビール・赤ワイン)
- 加工肉(ハム・ソーセージなど)
- チョコレート
- 光が強い場所や蛍光灯
- グルタミン酸ナトリウム(MSG)
片頭痛が起きた際は、発症前の食事・飲料・行動をメモし、パターンを探すことが重要です。例えば、毎晩赤ワインを飲んでから頭痛が起きる場合は、赤ワインを避けるようにしましょう。
