変形性片頭痛(慢性片頭痛)の症状と対処法
変形性片頭痛(慢性片頭痛)は、最初は時々起こる片頭痛が徐々に頻度と重症度を増し、ほぼ毎日頭痛が続く状態です。緊張型頭痛と普通の片頭痛の両方の症状が混在し、非慢性の片頭痛ほど激しくはありませんが、生活の質に大きな影響を与えます。発症は10代後半から20代前半に多く見られます。
感覚症状
激しい頭痛に加えて、光や大音量に対する過敏感覚、吐き気を伴うことが多いです。これらの感覚過敏は時間とともに軽減することがありますが、強い頭痛や胃腸障害は続くことがあります。
血管症状
女性に多く、過去に片頭痛の既往がある人に見られます。脈打つような拍動感が特徴で、緊張型頭痛と区別しにくいことがあります。
薬剤過剰使用
慢性片頭痛の原因の一つは鎮痛薬の過剰使用です。米国頭痛財団の調査によると、慢性片頭痛患者の約80%が鎮痛薬を過剰に使用しており、これが「リバウンド頭痛」を引き起こし、発作の頻度をさらに高めます。
リスク要因
週に1回以上の頭痛発作、肥満、ストレス、頭部外傷などが変形性片頭痛のリスクを高めます。
治療法
治療は困難ですが、まずは鎮痛薬の使用量を減らし、リバウンド頭痛を防ぎます。食事・運動・睡眠習慣の改善や、疼痛管理カウンセリングによる対処法の習得も有効です。医師は抗うつ薬や抗けいれん薬を処方し、発作の頻度を減らすことを目指します。完全に頭痛を無くすことは難しいものの、発作の回数と重症度を軽減することが目標です。
