MRI装置とは何か?
磁気共鳴画像法(MRI)は、強力な磁場とラジオ波を利用して体内の構造と機能を画像化する医療技術です。放射線を使用せず、軟部組織のコントラストがCTよりも高く、心血管、神経、腫瘍、筋骨格系の診断に広く用いられています。
体の構成
MRI装置は強力な磁場で体内の水分子中の水素原子(プロトン)を整列させます。体は約60%が水で構成されており、これらのプロトンが磁場方向に揃います。
ラジオ波エネルギー
装置はラジオ波(RF)エネルギーを照射し、整列したプロトンを励起させます。プロトンは回転磁場を生み出し、装置はこの信号を受信して画像化します。
電磁場
スキャン中に第二のRF電磁場がオンになり、プロトンがエネルギーを吸収します。RFがオフになるとプロトンはエネルギーを放出し、その信号が検出され画像が生成されます。
画像構築
勾配磁場をオン・オフすることで空間的な位置情報が付加され、段階的に画像が構築されます。このとき発生するノック音がMRI特有の音です。
組織の検出
腫瘍や病変はプロトンの緩和時間が周囲組織と異なるため、画像上でコントラストが生まれます。スキャナーのパラメータを調整することで、様々な組織の違いを強調できます。
造影剤による強調
血管や腫瘍、炎症などの異常部位をより明瞭に映し出すため、静脈内に造影剤を投与することがあります。
