発作を引き起こす疾患とは

米国医学図書館(U.S. National Library of Medicine)の情報によると、発作は脳の異常が原因で起こる症状です。疾患だけでなく、薬剤、頭部外傷、熱などでも発作が誘発されます。発作は30秒程度から5分以上続くことがあり、痙攣を伴うものもあれば、軽微でほとんど気付かれないものもあります。

主な発作を引き起こす疾患

てんかん(Epilepsy)

てんかんは発作の最も一般的な原因のひとつで、発作が主症状となる疾患として「発作性障害」とも呼ばれます。米国てんかん財団によれば、米国内で約300万人がてんかんを患い、毎年20万人が新たに診断されています。原因不明が全体の約70%ですが、家族歴や神経系の損傷が関与していることが分かっています。2回以上の繰り返し発作が確認されると、通常はてんかんと診断され、薬物療法や食事療法などの治療が開始されます。

髄膜炎(Meningitis)

髄膜炎は脊髄を覆う膜が感染する疾患で、ウイルス性、細菌性、真菌性のほか、全身性エリテマトーデス(SLE)やがん、頭部外傷でも発症します。ウイルス性髄膜炎は最も一般的で、入院せずに自然回復することが多い一方、細菌性髄膜炎は重篤で入院治療が必要です。髄膜炎が発作を引き起こすのは主に乳幼児や子ども、若年成人に限られます。

脳炎(Encephalitis)

脳炎は脳自体の炎症で、ウイルス性や細菌性の感染が主な原因です。米国国立神経疾患研究所(NINDS)は脳炎を「脳の炎症」と定義しています。発作に加えて、インフルエンザ様の症状、複視、幻覚、言語・聴覚障害など多様な症状が現れます。

これらの疾患以外にも、薬剤や外傷、熱などが発作のトリガーになることがあります。発作が疑われる場合は速やかに医療機関で評価を受け、適切な治療を開始することが重要です。

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