末梢神経障害の治療法
概要
末梢神経障害は、手足のしびれや痛みとして現れます。多くの場合、他の基礎疾患のサインであり、痛みはチクチクした感覚や焼けるような感覚で表現されます。糖尿病が主な原因とされていますが、感染症、外傷、毒素、代謝異常なども発症のきっかけとなります。根本的な疾患が治療されれば症状は改善しますが、症状緩和を目的とした治療も併用されます。
治療法
基礎疾患の治療が最優先です。原因が解消すれば、しびれや痛みは自然に軽減します。
症状が軽度の場合は、イブプロフェンやナプロキセンなどの市販鎮痛剤で十分です。症状が強い場合は、医師が処方する強力な鎮痛薬が必要になることがあります。ただし、オピオイド系薬剤は依存性があるため注意が必要です。
てんかん治療薬であるガバペンチン、トピラマート、プレガバリンは、痛みの緩和に有効です。ただし、めまいや眠気といった副作用が出ることがあります。
その他の薬剤
局所麻酔薬リドカインを含むパッチを痛みが強い部位に貼付すると、直接的に感覚が鈍ります。1日最大3枚まで使用可能で、主な副作用は貼付部位の発疹です。
抗うつ薬のアミトリプチリンやノルトリプチリンも、脳と脊髄の痛み伝達を調整し、症状緩和に役立ちます。
自宅でできる対策
足元のケアは重要です。きつい靴下や靴は痛みを悪化させるため、柔らかくゆったりした綿素材の靴下やクッション性のある靴を選びましょう。
血糖コントロールのための適度な運動は、痛みの軽減にもつながります。また、喫煙は血行不良を招くため、禁煙が推奨されます。
手足のマッサージや、肘・膝に長時間過度の圧力をかけないようにすることも、症状の悪化防止に有効です。
