神経末端損傷に対するボトックス治療
ボトックス(ボツリヌス毒素)は、食中毒の原因菌から抽出されたタンパク質で、主に美容目的でシワ除去に使用されますが、神経末端損傷による疼痛緩和にも有効です。本記事では、治療の流れ・費用・副作用など、ボトックス治療を受ける際に知っておきたいポイントを解説します。
神経末端損傷とは
人体には自律神経、運動神経、感覚神経の3種類があります。感覚神経が損傷すると、正常な刺激が伝わらず慢性的な痛みが生じます。ボトックスは、この痛みを抑える目的で使用されます。
治療手順
CT(コンピュータ断層撮影)で損傷部位を特定し、医師が直接ボトックスを神経末端に注射します。ボトックスはアセチルコリンの放出を阻害し、筋肉の過剰反応とそれに伴う疼痛を軽減します。
効果の持続期間
注射後、アセチルコリンの放出抑制は約3〜6か月続きます。効果が薄れた場合は、再度医師の診察を受けて追加注射が必要です。
費用
2009年時点のデータですが、1回の注射費用は約350〜550米ドルです。保険適用の有無を事前に確認し、自己負担額を把握しておくことが重要です。
留意点・副作用
副作用は稀ですが、注射部位に軽い内出血や打ち身感が起こることがあります。通常は数日で自然に消失します。
