てんかんは、脳内の異常な電気信号により引き起こされる慢性疾患で、痙攣や発作を伴います。発作は、発生部位に応じて全般発作と部分発作に大別されます。

  1. 単純部分発作(Simple Partial Seizures)

    部分発作は脳の一部から始まり、意識障害を伴わないことが多いです。単純部分発作では、足の不随意なけいれんや感情・感覚の変化、しびれ感、めまいなどが現れます。

  2. 複雑部分発作(Complex Partial Seizures)

    意識の変容が特徴で、時間感覚や周囲の認識が失われます。凝視や意味のない動作(手をこすり合わせる、円を描くように歩くなど)が頻繁に見られます。

  3. 欠神発作(Absence Seizures)

    全般発作の一種で、短時間の意識喪失、凝視、軽い身体の動きが見られます。別名「小発作(petit mal)」とも呼ばれます。

  4. 無力性発作(Atonic Seizures)

    「ドロップアタック」とも呼ばれ、筋緊張が急激に失われるため、突然倒れたり、落下したりします。

  5. ミオクローヌス発作(Myoclonic Seizures)

    主に腕や脚が突然の痙攣やぴくつきを起こす発作です。

  6. 強直間代発作(Tonic-Clonic Seizures)

    「大発作(grand mal)」とも呼ばれ、最も重度の全般発作です。意識消失、筋肉の硬直、全身の痙攣、排尿・排便の失禁が伴うことがあります。