乳児期の神経障害
出生後数か月は、赤ちゃんの健康状態を細かく観察する重要な期間です。この時期に神経系の異常が現れやすく、早期に診断し適切な治療を行うことが求められます。
新生児痙攣症候群
新生児痙攣症候群は、生後2か月までに発症する痙攣のことです。痙攣は出生時の外傷、熱、代謝異常、先天的要因などさまざまな原因で起こります。発症率は生後1年で最も高く、約4歳まで減少しません。
白質ジストロフィー
白質ジストロフィーは、脳のミエリン形成が不十分になる遺伝性疾患です。ミエリンは神経伝達を絶縁する重要な物質で、欠乏すると神経が機能不全に陥ります。多くは乳児期に症状が現れ、遺伝子異常が原因です。
神経線維腫症
神経線維腫症は、乳児期から10歳頃にかけて顕在化する遺伝性疾患です。神経細胞の増殖が異常になり、頭蓋神経に腫瘍ができることがあります。皮膚の変化や骨格の変形も伴います。
脳室内出血(IVH)
脳室内出血は、脳脊髄液が満たす脳室内で出血が起こる状態です。出生後3日以内に発症し、低体重出生児や早産児に多く見られます。神経細胞の重度の損傷を引き起こし、脳障害につながります。
脳卒中
脳卒中は、脳への血流が遮断されることで組織が壊死し、機能が失われる状態です。新生児で起こると、脳性麻痺やてんかんなどの神経障害を引き起こすことがあります。
