双極性障害に対する代替療法
概要
双極性障害は生活全般に影響を及ぼす疾患で、米国では約83人に1人が罹患しています。原因は不明ですが、従来の薬物療法に加えて副作用リスクが低く、症状の軽減を促す代替療法が注目されています。
診断と従来治療
従来は、躁状態には抗うつ薬や抗精神病薬、抑うつ状態には同様の薬剤、維持期には気分安定薬が用いられます。リチウムは代表的な薬ですが、血中濃度管理が難しく副作用が懸念されます。代替療法としては、電気ショック療法(ECT)、バイオフィードバック、磁気療法などがあり、併せて心理療法が行われます。
病態の特徴
脳内の神経伝達物質バランスの乱れが症状の根本と考えられ、概日リズム(体内時計)の乱れがメラトニン分泌に影響し、気分の「上下」を引き起こします。
機能的アプローチ
心理療法は重要な位置を占めます。瞑想、超個人的心理療法、エネルギー心理学などの代替的心理療法は、患者が自らの感情を再定義し、気分コントロール感覚を高めることを目指します。
代替治療の種類
- 抗痙攣薬(例:デパコート)は、急速サイクルの患者に有効で、リチウムよりも症状軽減に優れると報告されています。
- オメガ‑3脂肪酸は気分安定と寛解期間の延長に効果があります。
- 薬物・心理療法に反応しない場合、電気痙攣療法(ECT)やMRIを用いたエコープラナーマグネティック刺激が検討されます。
留意点とサプリメント
オメガ‑3、SAMe、セイヨウオトギリソウなどの栄養補助食品は、特定のミネラル欠乏が神経化学的アンバランスに関与すると考えられ、症状緩和に寄与する可能性があります。ただし、急性期の治療薬の代替ではなく、併用時には相互作用や副作用に注意が必要です。
