小脳性脳性麻痺の主な症状
小脳性脳性麻痺は、生まれつきの脳障害で、協調運動やバランスに影響を与えます。全脳性麻痺の中で最も稀なタイプで、患者の5〜10%にみられます。
バランス障害
小脳性脳性麻痺の人はバランス感覚が低下し、足を広げて不安定に歩くことが多く、よろめくように見えます。また、奥行き感覚にも問題が生じることがあります。
細かい動作の震え(振戦)
文字を書く、キー入力をする、本のページをめくるなどの細かい動作を行う際に、震えが顕著になります。この振戦により、日常的な作業が困難になることがあります。
意図的振戦
目標に近づくほど震えが増す「意図的振戦」が見られます。例えば、スイッチを押す動作では、手が近づくにつれて振れが大きくなります。
顔面・発話の症状
眼球の不随意な動きや、独特な発話パターンなど、顔面や声に関連した症状も現れます。
筋緊張低下
小脳性脳性麻痺の患者は筋緊張が低く、乳児期には手足が柔らかく垂れ下がるように見えることがあります。これは、痙縮型脳性麻痺のように筋肉が硬直するタイプとは対照的です。
